ヴェネツィア

2015年07月02日

Italyii編集部

食べなきゃ損!イタリア各地のパスタ、至高の5皿。

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イタリアにはおいしいパスタがいっぱい。その中でも、ライターいち押しのパスタ料理を5つご紹介します。

本場で食べておきたい、絶品のパスタ料理たち


イタリアと言えば誰もが思い浮かべるパスタ。
一口にパスタといっても、形や食感、合う食材やソースは千差万別です。

今回は、筆者がイタリア各地で出会ったパスタの中から、特におすすめしたい5皿をご紹介しましょう。



旅先で見つけたパスタをお土産にしてみては Photo by Pixabay

旅先で見つけたパスタをお土産にしてみては Photo by Pixabay


イタリア北部


ヴェネト州/ヴェネチア:ムール貝とオマールエビのトマトソース × ビーゴリ


海の幸がたっぷり! 撮影:Italyii ライター 藤井麻未

海の幸がたっぷり! 撮影:Italyii ライター 藤井麻未

アドリア海に面するヴェネト州の代表都市はなんといってもヴェネチア。
そして、アドリア海北部は水温が高く魚介の産卵海域となっているため、稚魚が多く獲れます。
そのため、海に浮かぶヴェネチアの街で食べられる魚介は、小ぶりで旨味がギュッと凝縮されたものばかり。
パスタとの相性もバッチリなため、シーフードをふんだんに使ったパスタ料理が絶品です。

ヴェネチアの代表的な麺はビーゴリと呼ばれるやや太めの長麺状パスタ。
旨味の凝縮されたムール貝や大小の貝、そして贅沢にオマールエビの身もトッピングし、ビーゴリをフレッシュなトマトソースで絡めた逸品はまさに魚介のエキスとトマトソースの見事なマリアージュ。

運河を眺めながらの至福のランチタイムにピッタリの逸品です。


ピエモンテ州/トリノ:香草バターソース × タヤリン


濃厚な味が楽しめる逸品 撮影:Italyii ライター 藤井麻未

濃厚な味が楽しめる逸品 撮影:Italyii ライター 藤井麻未

トリノに代表されるアルプスの麓ピエモンテ州。
この州はポルチーニ茸やトリュフの名産地でもあり、フランスやスイスとも接するため良質なバターやチーズもあります。
そんなピエモンテ州で唯一生まれた麺が、タヤリンと呼ばれる卵を使った手打ちの細麺パスタ。
100g毎に卵1個、などとレシピが決まっています。

タヤリンを、ブルーチョと呼ばれるセイジやタイムなどの香草が入ったバターソースで和え、パルミジャーノ・レッジャーノをたっぷりとかけた一品は、ピエモンテ州の濃厚なバターやチーズの風味に香草の爽やかさが絶妙にマッチ。
なんともクセになる一皿です。



【イタリア中部】


ラツィオ州/ローマ:カルボナーラソース × リガトーニ


Photo by N i c o l a[Carbonara @ malpasso - WP_20130520_001] CC BY 2.0

Photo by N i c o l a[Carbonara @ malpasso - WP_20130520_001] CC BY 2.0

Photo by N i c o l a[Carbonara @ malpasso - WP_20130520_001] CC BY 2.0

イタリアのちょうど真ん中あたりに位置するラツィオ州。
代表都市ローマの料理は、南部の農家や下町の庶民料理と宮廷料理とが融合しています。
また、その昔アドリア海からローマまで塩を運ぶための「塩の道」と呼ばれる街道が作られており、その為かローマの料理は他の地域と比べて塩分が高いと言われています。

そんなローマの名物は、炭焼職人が仕事の合間にまかないとして簡単に作ったのが始まりというカルボナーラ。
長麺での印象が強い料理ですが、太くて短い、マカロニのような外見のリガトーニを使った一皿は病みつきになる味。
濃厚な卵にペコリーノ100%のチーズ、オリーブオイルでカリカリに素揚げした豚の頬肉を合せ、仕上げは炭を模した黒胡椒でピリッとパンチを効かせます。
ちなみに、ソースには生クリームや牛乳を使わないのが本場流。
細かい凹凸のあるパスタの表面にクリーミーな卵とチーズのソースがよく絡み、穴に芳ばしい豚頬肉が入ったところをパクリ!

シンプルな一皿だけに店ごとに特徴があるため、ローマでカルボナーラ食べ比べ、という散策も面白いかもしれません。



【イタリア南部】


プーリア州/アルベロベッロ:菜の花とアンチョビのソース × オリキエッテ


Photo by Leon Brocard [DSC05894] CC BY 2.0

Photo by Leon Brocard [DSC05894] CC BY 2.0

Photo by Leon Brocard [DSC05894] CC BY 2.0

プーリア州は長靴のかかとに位置し、内陸部では野菜、北部ではチーズ、アドリア海沿岸では魚介が獲れるため、食材のバリエーションが豊富。
さらに素材そのものが良いため、あまり手をかけ過ぎず地元産の食材を生かした自然味溢れる郷土料理が自慢です。

プーリア州の代表的なパスタは、「オリキエッテ」と呼ばれる耳たぶ型パスタ。南部に行くにしたがって、パスタに卵はあまり使用しなくなります。
今でもプーリア州ではオリキエッテを手作りしているところが多く、木板の上で親指の腹を使って形をつくります。両面がざらついていて、カップ状になっているためソースがよく絡むのがオリキエッテの特徴です。

伝統的なレシピとしては、イタリアの菜の花である「チーマ・ディ・ラーパ」を使ったソースに、細かく刻んだアンチョビを入れたりしてアレンジしたものが代表的です。硬質小麦を原料とするオリキエッテは、数あるパスタの中でも最も歯ごたえがあり、その食感も魅力です。
しっかり噛みしめてプーリアの自然の恵みを味わいましょう。


シチリア州/パレルモ:ウニのソース×リングイネ


クリーミーなソースを堪能! 撮影:Italyii ライター 藤井麻未

クリーミーなソースを堪能! 撮影:Italyii ライター 藤井麻未

本土から離れ、地中海の真ん中に浮かぶシチリア島。
ここは古代からギリシャ、アラブ、ノルマンなど数々の民族が行き来したため、食材や料理のバリエーションは多岐に渡ります。
実は、パスタの乾麺文化はアラブ商人がシチリアに伝えたのがそもそもの始まり。
それから本土のナポリに渡り、国内に広まったのです。

ということで、乾麺が最初に伝わったシチリアでは、オーソドックスな長麺を食べるべし。
海の幸の味わいになじむリングイネが大活躍です。
シチリア名物のウニに魚介のダシを加えて伸ばし、オリーブオイルで乳化させたウニソースは濃厚で驚くほど滑らか。
やや平たく、もちもちとした食感のリングイネと相性ばっちりです。
これに生ウニを贅沢に載せれば、文句なしの絶品パスタの出来上がり!



お腹が空いてきましたか?


イタリアには、絶品のご当地パスタがまだまだあります。
使われる具材やソースに合せる麺のバリエーションの多さに、きっと驚くことでしょう。

味、食感、見た目など、様々な角度から私たちを楽しませてくれるパスタ。
イタリア滞在中に、自分だけの至高の一皿を見つけてみてはいかがでしょうか。

※編集部注:2016年12月、一部写真の見直しと表記を修正いたしました。

Information

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情報は掲載時のものです。

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