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フィレンツェ

2017年05月10日

Italyii編集部

【フィレンツェから日帰りも可能】 自然と歴史が交差する、トスカーナの理想郷「ピエンツァ」へ行ってみよう!

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美しい風景が広がるトスカーナの丘陵地帯。その丘の一角に現れるのが、ルネサンス期にローマ教皇により“理想郷”として建設された「ピエンツァ」の町。日本ではあまり知られていませんが、夏でも比較的涼しいため避暑地としてイタリア国内や欧米の観光客に人気の観光地です。そんな「ピエンツァ」の町の魅力と見どころをご紹介します。

ピエンツァ(Pienza)について


写真: la luce

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トスカーナ州・シエナ県に位置する小さな町「ピエンツァ」。

旧市街は当時のローマ教皇ピウス二世の理想郷を実現させるため、ルネサンス時代の建築家によって設計されました。その美しい町並みは現在でも保存されており、ピエンツァの町は世界遺産に登録されています。また、丘の上にたたずむ町からは雄大なパノラマが見渡せます。

のどかな自然が広がる風景の中に、糸杉や古い教会・ヴィッラ等が点在する景観はトスカーナならでは。美しい町並みと共に、町の外に広がるも景色も楽しめます。


町散策を楽しもう♪


写真: la luce

写真: la luce

写真上:城壁に囲まれたピエンツァの町は、ついつい写真に撮りたくなるような素敵な町並みや風景が続きます。小さな町なので、急ぎ足で回れば半日でも十分見てまわれます。

写真下:お土産屋さんやレストランも充実しています。地元産のチーズをはじめ、トスカ―ナのワインや新鮮なオリーブオイル等が揃っており、お土産探しも楽しめますよ。


町の入り口「ムレッロ門」


写真: la luce

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観光のスタート地点となる、町の入り口「ムレッロ門(Porta al Murello)」。

第二次世界大戦で破壊され再建されていますが、実は1300年代に建設された歴史ある古い門です。ピエンツァの町を見守るように、天使達の絵が描かれています。遠距離バスの発着地は門の前の広場に、ツーリストインフォメーションはこの門の右側にあります。

散策前に、バスの時間確認やマップなどを入手しておくと安心です。


ピエンツァの歴史地区


写真: la luce

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1996年にユネスコの世界遺産に登録された、ピエンツァ市街の歴史地区(Centro storico della citta di Pienza)。当時のローマ教皇ピウス2世が、自分の生まれ故郷であったピエンツァの町を「理想郷」とするために、ルネッサンス的な装飾が施された広場やドゥオモ、宮殿などを造らせました。

ルネッサンス期の都市設計や透視図法が実際の町に取り入れられた最初の例として、とても貴重な地区になっています。


ピエンツァ大聖堂


写真: la luce

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1462年に完成したピエンツァ大聖堂(Concattedrale di Santa Maria Assunta)。聖堂正面の破風には、ピエンツァの領主であったピッコローミニ家の丸い紋章が飾られています。シンプルな聖堂内部は、シエナ派の画家たちによる祭壇画やステンドグラスで彩られています。

粘土質の崖の上に建てられたため、地盤沈下によって聖堂の後陣が少し傾いているのも見逃せません。


カゼッロ通り


写真: la luce

写真: la luce

町並みとあわせて楽しみたい絶景ポイントが、カゼッロ通り(Via del Casello)からの風景。町をぐるりと囲む城壁沿いの道を歩くことができ、そこからはオルチャ渓谷の美しい景色が広がっています。

遮るものが何も無く、青い空に緑の丘陵地帯が続く景色は美しいの一言。風のそよぎや小鳥のさえずりが心地よい、自然を感じられる風景が続いています。


地元の食材やワインを満喫しよう♪オステリア「セッテ ディ ヴィーノ」


写真: la luce

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町の中心にあるオステリア「セッテ ディ ヴィーノ(Sette di Vino)」。

春から秋にかけては、店の前にテーブルが並びとっても賑やか。レストランよりカジュアルなオステリア(イタリア版食堂のような感じ)なので、店員さんもお店もラフな雰囲気でメニューもシンプル。きっちりと食事をするというよりは、ワイン片手にのんびり昼食や軽食を楽しむのに向いています。


写真: la luce

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ワインを注文すると、どんと1瓶出てきます。
飲んだ分だけ支払うというこのお店独特のシステムになっており、1瓶全部飲んだら5ユーロ、半分飲んだら2.5ユーロ、グラス1杯なら2ユーロ、となっています。
※金額は2017年4月のものです


写真: la luce

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写真上:オリーブオイルに塩とトマトだけのシンプルなブルスケッタ、ハムの盛合せなど、素材の味を活かしたシンプルなメニューが主流です。

写真下:食後はトスカーナの伝統ビスケット「カントゥッチ」と甘口ワイン「ヴィン・サント」で締めくくってみてはいかがでしょうか。カントゥッチをヴィン・サントに浸し、柔らかくして食べます。


お土産としても定番のカントゥッチやヴィン・サントは、町の至る所で売っているので旅の想い出に買って帰ってもいいかもしれません。日差しが心地よいテラス席で、地元産のワインと共に名産のハムやドルチェを満喫するのも幸せなひとときですよ。


写真: la luce

写真: la luce

ピエンツァを含む5つの町は「ヴァル・ドルチャ美術・自然・文化公園」の一部になっています。その中でも、絵画のような美しい景観で有名なのが「オルチャ渓谷(Val d’Orcia)」。シエナの南東部に広がるなだらかな丘に糸杉が並び、緑の芝生がどこまでも続いています。ルネサンスの時代から現在まで、多くの芸術家に愛されてきた美しい景色が広がっています。

オルチャ渓谷へはピエンツァから徒歩で行けますので、ピエンツァに行く際はぜひオルチャ渓谷へも足を運んでみてください。町から眺めていた美しい丘の世界を、実際に歩いてみるのはとても素敵な体験ですよ!


ピエンツァへのアクセス


◎ローマから:SIRA社バスで約3時間15分
◎シエナから:TRA-IN社バスで約1時間30分
◎フィレンツェから:フィレンツェS.M.N(サンタ・マリア・ノヴェッラ)駅からシエナ駅まで電車で移動し(約1時間30分)、シエナ駅からピエンツァ行きのバス112A番に乗車(約1時間15分)します。

※バスに乗車する時は、運転手に「ピエンツァで降りたい」という旨を先に伝えておきましょう。車内アナウンスや電光掲示板は無いので、事前に伝えておかないと乗り過ごしてしまいます。


日帰りでも宿泊でも、目的に合わせて楽しめます


ピエンツァの町はいかがでしたか?

フィレンツェやシエナから日帰りできるので便利ですが、可能であれば宿泊もおすすめです!ピエンツァやオルチャ渓谷には、自然環境を活かした素敵なアグリツーリズモの宿がたくさんあり、観光だけでなく食や自然・地元の人たちとの交流など……素敵な体験ができます。ピエンツァのおすすめのアグリツーリズモの宿はこちら(※関連記事へ移動します)でもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

美しい風景と町並みが広がるピエンツァ。トスカ―ナへ旅する際は、ぜひ候補に入れてみてはいかがでしょうか。


執筆・写真:Italyii ライター la luce
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情報はライター執筆時のものです。

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