ボローニャ

2016年05月11日

Italyii編集部

【コラム】1滴150円の高級品も!「飲む美容液」としても愛されるバルサミコ酢の魅力

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かつての中世ヨーロッパでは薬用としても高級品としても愛されたバルサミコ酢。工夫次第でさまざまな食べ方を楽しめ、イタリア土産にぴったりです。

芳醇な香りを秘めた「バルサミコ酢」を、おいしくいただく


イタリア食材、調味料の中でもポピュラーなのがオリーブオイルとバルサミコ酢。
多くの人が「イタリアの調味料と言えば?」と聞かれたとき、思いつくものではないでしょうか。

でも、実際に買ってみたもののどのような使い道があるのか分からない……という方に、今回はバルサミコ酢の活用方法についてご紹介したいと思います。


まずはベーシックな使い方を


ロマーニャ州のモデナで生産されるバルサミコ酢が正統派とされていますが、今ではイタリア中で作られているバルサミコ酢。中には、日本で作られているものもあります。
ぶどうを発酵させて時間をかけて作られるバルサミコ酢は芳醇な香りが特徴的。
単なるお酢と違うところは、産地や熟成された年数によって味わい深さが格段に違っていくということ。
まるでワインのようですよね。

主な味わい方は、オリーブオイルと混ぜてドレッシングにするのがベーシックな使い方。
程よい酸味と甘みがサラダとの相性抜群です。


撮影:Italyii ライター

撮影:Italyii ライター

写真註:こちらはオリーブオイルのメーカーとして知られる、アルドイノ社の「コンディメント バルサミコ」。
バルサミコ・ディ・モデナIGP(※)にモストコット(濃縮ブドウ果汁)が10%ほど含まれるため厳密な定義ではバルサミコ酢「風」調味料となりますが、ほぼ同じように扱うことができ、果汁を含む分フレッシュな楽しみ方ができます。

※I.G.P.…「 Indicazione Geografica Protetta(保護地理的表示の意)」の略称。特定の品質や地域に根付く農産物や加工品を評価する制度で、使用する農産物や加工の行程など、厳格な要件を満たすことで認定されます。


煮詰めれば酸味が飛んで、高級感溢れるソースに変身!


「酢」と名前につくからには酸味があるのですが、熱を加えて煮詰めると甘さと旨みが凝縮された濃厚なソースに変化します。
ステーキやカツレツなど肉類のソースとしてもいいですし、焼き魚にもオススメです。
特に、スズキなど白身の魚との相性は抜群!

イタリアンだけにこだわらず、感覚的にはお醤油のような感じで使えるのがバルサミコ酢なのです。
いつもの料理もガラっと雰囲気が変わって面白いですよ!


撮影:Italyii ライター

撮影:Italyii ライター

高級品はまるでカラメルのよう!アイスにかけて食べることも…!?


撮影:Italyii ライター

撮影:Italyii ライター

実は、バルサミコ酢の中には、1滴150円という超高級品も存在します。
イタリアの高級食材店でも100年ものや150年ものといったバルサミコ酢は、気軽に触られないようにショーケースに入れられていたりすることもあります(本当にワインみたいですよね!)。
そこまでの高級品でなくとも、熟成年数が高いものはまるでカラメルソースのような香ばしく、少しの苦みとふくよかな甘さが入り交じる複雑な味わい。
そういったバルサミコ酢が手に入った場合是非お試しいただきたいのが、アイスクリームにソースとしてかけるという食べ方。
少量かけるだけでアイスクリームの味が何倍も芳醇に変化するはずです。
オススメのフレーバーはバニラかイチゴ。

意外な組み合わせに思えますが、ぜひ一度味わってみてください。


そのまま飲むのもオススメ。


バルサミコ酢は、かつての中世ヨーロッパでは高級品とされており、「薬」として珍重されていたこともあるそうです。毎日スプーン一杯分を飲むことで、体内のバランスを整え、疲労回復などに役立つとされていました。
現代では熟成されたバルサミコ酢はポリフェノールを多く含むことがわかり、強い抗酸化作用を持つことが注目されています。

日本ではなかなか手に入りにくい長期熟成のバルサミコ酢ですが、イタリアでぜひ、本場の味を試してみてはいかがでしょうか。
お土産にも喜ばれますよ!

サムネイル、ヘッダー画像:Pixabay


撮影:Italyii ライター

撮影:Italyii ライター


Photo by Pixabay

Photo by Pixabay


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コラム:バルサミコ酢の魅力



情報はライター執筆時のものです。

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